令和7年度(2025年)
区づくり推進横浜市会議員会議
区づくり推進横浜市会議員会議は、横浜市における個性ある区づくり推進費等について協議するため、各区に設置されています。
第1回(令 和7年2月3日)
中島議員:
ホームドアの1日も早い設置を区役所としても強く要望して
いただきたいが、区長の考えはどうか。
近藤区長:
実際に東戸塚駅の朝の状況を視察し、ホーム中央の歩行通路が
並ばれている方で塞がっている状況を確認している。
視覚障害者の方などの支障にもなり、安全上課題もあるので、
JR東日本に対して都市整備局とともに早期設置に向けて働きかけていきたい。
中島議員:
前回の会議で東戸塚駅前ターミナルの一般車乗降レーン混雑緩和に向け、
タクシーレーンの活用を要望したが、状況を教えてほしい。
山内区政推進課長:
タクシー協会らと協議したが、1日の需要に対応する待機スペースの確保、
また電車運行に支障があった場合の有効な代替手段になることから現状維持を
希望する旨の回答をいただいている。
現状では一般レーンで必要以上に長く停めている車も散見されるため、
まずは利用に関する注意喚起などをしていく必要があると考えている。
また、公共性のある送迎バスが一般車乗降レーンを利用している状況も
確認しているので、タクシーレーンの後方で乗降できるようにするなどの
調整を図り、現状の混雑緩和に向けて取り組んでいきたい。
中島議員:
介護車両など安心して送迎ができるよう、福祉的な部分も考慮して
検討していただきたい。
次に「戸塚駅周辺地区住み続けたいまち・みちづくり連絡協議会」が
一区切りとされたが、残された課題箇所は今後どうしていくつもりか。
山内区政推進課長:
改善が図られていない部分や完全に解決することが難しい部分、
取組によって新たに発生する課題など様々だが、案件に応じて地域の皆様や
関係者及び利用者の方々の協力を賜りながらしっかりと取り組んでいきたい。
中島議員:
交通課題箇所改善検討事業の予算はどのように使うのか。
山内区政推進課長:
現状分析のための交通量調査費として計上している。調査で得た資料を基に
信号表示等の改善策について警察と協議していきたいと考えている。
中島議員:
改善後の効果測定もしっかり行って数値化していただきたい。
次に、地域交通は市の来年度予算に大きく計上されている中で、
交通空白地域が一番多いのは戸塚ではないかと思う。
今後の取組として区づくり推進費の活用も必要かと思うが区長の考えはどうか。
近藤区長:
戸塚区は、鉄道駅から800メートル、バス停から300メートルの圏外にある
一定規模の交通空白地域が18区中で一番多い10か所程度あるのが現状。
これまで、こすずめ号、ひがまた号と区として取り組んできたが、
これまで以上に都市整備局と連携し、より多くの路線で地域交通が図られるように
進めていきたいと考えている。
中島議員:
地域交通については、買い物バスの廃止や病院の送迎バスの減便という話が
ある一方、新たな送迎バスの話も聞いている。これらの交通資源との連携も
今後は必要になってくると思うので、都市整備局ともやり取りしながら進めて
いただきたい。 次に、防犯力強化の取組として、各町内会に補助率90%、
20万円を上限とする緊急補助金の予算が令和7年度予算案に計上されているが、
どのような取組が効果的なのか悩む地域もあると思うので、区としてもしっかり
フォローをしていただきたい。
竹内地域振興課長:
これまでも戸塚区では区づくり推進費を活用して、自主的に防犯力の向上を
目指す団体への補助金交付を行っている実績がある。来年度の緊急補助金
ついても、窓口での相談対応など、しっかりと支援していきたいと考えている。
中島議員:
「管理組合・自治会向けマンション防災活動支援ガイドブック」
の作成にあたっては、内容についてやりとりをさせていただきたい。
また、土砂・浸水災害時避難場所については、
地区センター等の小規模なところのほうが安心できる。
一方で小中学校の体育館などでは広いところに
少人数で長時間避難することになるため大変であり、検討が必要では。
藤咲総務課長:
避難所は小中学校と地区センターなどが混在をしていて、
地区センターは和室などを使うケースが多いが、小中学校は武道場や
体育館がメインであり、環境の違いは確かにある。
ただ土砂災害警戒情報が発表された時に即時避難をする避難場所は、
より近いところを第一に選定をしているため、まずは避難場所の
環境改善を中心に検討させていただきたい。



